鳴瀬牡蠣について

About Naruse Oyster

鳴瀬牡蠣の
育て方から
収穫まで

01

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採苗(牡蠣の赤ちゃんを取ること)

鳴瀬は、日本三景で有名な松島の東側に位置し、「鳴瀬牡蠣」を育てる漁場の松島湾は静かな潮の流れの内湾と、流れの激しい沖(外湾)があります。種牡蠣(牡蠣の赤ちゃん)の採苗は初夏に行い、流れの静かな内湾で行います。種牡蠣の分布は、天候や海水温、海流に左右されるため、研究機関や鳴瀬組合による種牡蠣観測が実施されます。わたしたちはその観測結果と長年の経験と知識で、良質な種牡蠣をホタテの原盤に付着させます。

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抑制(牡蠣を鍛える)

採苗した種牡蠣を、浅瀬に作られた抑制棚という竹でこしらえた棚に移します。この抑制棚は干潮時に種牡蠣が海水面に干出するように作られており、海水中に入り餌を食べる時間と、日光や空気にさらす時間を作ります。このようにあえて牡蠣にとって厳しい環境に置くことで、生命力の強い牡蠣になると共に、次の作業「沖出し」をして本養殖に入ったときに成長が早い牡蠣になるのです。

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沖出し

抑制した牡蠣を縄に挟み込み、約4ヶ月から10ヶ月内湾で育成させた牡蠣を、8月頭から約2ヶ月間かけて沖に移動させます。この作業は全国でも鳴瀬でしか行っていません。「鳴瀬牡蠣」の漁場は、鳴瀬川と吉田川の終着地点であり、奥羽山脈からの豊富な栄養が流れ着く場所でもあります。わざわざ手間をかけ沖に移した牡蠣は、抑制の期間に我慢したぶん、たくさん餌を食べ、さらに荒波にもまれることにより、身が引き締り、加熱しても縮まない、プリプリの牡蠣になります。

04

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収穫

他の漁場では2、3年養殖しないと収穫することができない場合が多いですが、「鳴瀬牡蠣」は全国でも数少ない1年物の牡蠣を収穫することができます。言い換えれば1年養殖しただけで実入りも味もどこにも負けない牡蠣ができます。これも鳴瀬の漁場が牡蠣を育てることに適した最高の環境である証です。こうして「鳴瀬牡蠣」は、豊富な植物性プランクトン、内湾と沖(外湾)を使いわけた養殖、環境と経験・知識を駆使して最高の「鳴瀬牡蠣」ができます。

お客さまに
届くまでの
流れ

通常のルート

後藤水産のルート

通常スーパーなどで牡蠣を購入する際、様々な仲介役が入り、お客さまの元にたどり着くまでに、水揚げ後最低4日はかかります。
後藤水産からお買い上げの場合、水揚げ後、滅菌海水による浄化を行い、牡蠣を剥いたその日に袋詰めをして発送いたしますので最短で水揚げした翌日にはお客さまの元にお届けできます。
だから鮮度も良く、他では味わえない磯の香り漂う最高の牡蠣をお楽しみいただけます。

牡蠣の剥き方

01

タオルを敷き、牡蠣の平らな面を上にして、ちょうつがいを左にして置く。

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タオルを敷き、牡蠣の平らな面を上にして、ちょうつがいを左にして置く。

02

ナイフが入る隙間がない場合は、先の柔らかい部分をハサミで切る。

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ナイフが入る隙間がない場合は、先の柔らかい部分をハサミで切る。

03

隙間からナイフを入れ、下の殻にそわせてゆっくり動かし、貝柱を切る。

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隙間からナイフを入れ、下の殻にそわせてゆっくり動かし、貝柱を切る。

04

ナイフを立てて貝柱が残っていたら切り離し、下の殻をはずす。

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ナイフを立てて貝柱が残っていたら切り離し、下の殻をはずす。

05

身をめくって、上の殻から貝柱を切り離す。

05

身をめくって、上の殻から貝柱を切り離す。

06

殻の破片がついていることもあるので、身を外し、軽く水洗いをして水気を切る。

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殻の破片がついていることもあるので、身を外し、軽く水洗いをして水気を切る。

※怪我をしないように必ず軍手をはめてください。
※牡蠣専用のナイフがない場合は、洋食ナイフや果物ナイフでも代用できます。